【高槻市】淀川早春の風物詩「鵜殿のヨシ原焼き」が2月18日(日)に実施されました
2024年2月18日(日)、大字鵜殿から大字上牧までの淀川河川敷で「鵜殿(うどの)のヨシ原焼き」が行われました。鵜殿のヨシ原は、面積約75ha、甲子園球場のおよそ18倍に相当する、淀川中流域で最大のヨシ原です。絶滅危惧種を含む動植物や野鳥の貴重な生息地でもあり、「大阪みどりの百選」「関西自然に親しむ風景100選」のリストにも載っています。この鵜殿で産出するヨシは、雅楽に使用される楽器篳篥(ひちりき)の拭き口の材料として利用され、日本の伝統文化を支えてきました。また、看板によると、平安時代の古典文学、紀貫之の『土佐日記』にも鵜殿のヨシ原に関する記述があるそうです。
ヨシ原焼きは、淀川の自然を守り、ヨシ原の保全・害草・害虫の駆除、不慮の火災防止等を目的として例年2月下旬に行われているものです。
当日は、演習橋から淀川河川事務所山崎出張所跡地までの淀川堤防上道路が、午前8時から午後1時まで一般車両の通行が禁止となり、安全に配慮した上で実施されました。
ヨシ原焼きが行われる前は草木が生い茂っていましたが、終了後は一面真っ黒となり、スッキリとした状態となりました。
地元の鵜殿のヨシ原保存会及び上牧実行組合によって執り行われたこのヨシ原焼きは、淀川の早春の風物詩です。
鵜殿のヨシ原はこちら↓
あやめし
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